機能性表示食品制度は2015年4月に開始した制度で、現在は多数の機能性表示食品がスーパー、ドラッグストア、コンビニ、通販サイトなどに溢れています。
機能性表示食品のOEMメーカー・受託製造会社を紹介します。
機能性表示食品の市場規模
機能性表示食品の市場規模は年々拡大し、富士経済の調査によると2024年は7350億円の予測です。
スーパーで売っているような加工食品、サプリメント、お菓子、飲み物、ヨーグルト、生鮮食品などの中にも機能性表示食品が多数あり、生活でよく見かける食品の種類となっています。
機能性表示食品の取得費用と相場
機能性表示食品を取得するには、消費者庁へ届出を行う必要がありますが、届出自体には費用はかかりません。
ただ、届出書類作成、届出に必要なSR(システマティックレビュー)やヒト臨床試験を他社に依頼する場合には費用がかかります。
| 内容 | 費用相場 |
| 届出書類作成支援 | 30〜200万円程度 |
| SR(システマティックレビュー) | 100〜400万円程度 |
| ヒト臨床試験 | 1000〜5000万円程度 |
※成分や機能性の内容、必要なエビデンスによっても金額が変わります。
機能性表示食品の人気成分
8500件までの届出を集計したときの人気の機能性関与成分は以下のとおりです。

引用元:薬事法マーケティングの教科書
表示できる機能性の多さからGABAが圧倒的な人気です。次に乳酸菌も人気があります。乳酸菌は各メーカー独自のものもあり、名前は分かれています。
難消化性デキストリンは機能性表示食品制度の開始当初に人気でしたが、最近はペースが落ちています。
その他、ルテイン、DHA・EPA、ポリメトキシフラボンなども人気があります。
機能性表示食品OEMメーカー・受託製造会社一覧17選
東洋新薬

| 住所 | 福岡県福岡市博多区博多駅前2-19-27 九勧博多駅前ビル |
| 設立年 | 1997年(1993年創業) |
| 資本金 | 5000万円 |
| 売上 | 286.2億円(2023年9月期グループ売上) |
| 製造条件・費用 | – |
| 備考 | 健康補助食品GMP適合認定、FSSC22000認証を取得 |
| URL | https://www.toyoshinyaku.co.jp/ |
アピ株式会社

| 住所 | 岐阜県岐阜市加納桜田町1-1 |
| 設立年 | 1972年10月(創業1907年) |
| 資本金 | 4800万円 |
| 売上 | 461億8300万円(2023年8月期) |
| 製造条件・費用 | – |
| 備考 | – |
| URL | https://www.api3838.co.jp/ |
三生医薬

| 住所 | 静岡県富士市厚原1468 |
| 設立年 | 1993年11月(創業) |
| 資本金 | 1億2338.9万円 |
| 売上 | 222億円(2022年12月期) |
| 製造条件・費用 | – |
| 備考 | |
| URL | https://www.sunsho.co.jp/jp/ |
パワフル健康食品株式会社

| 住所 | 長野県上水内郡信濃町平岡215-1 |
| 設立年 | 1980年(創業) |
| 資本金 | 3165万円 |
| 売上 | – |
| 製造条件・費用 | スティックゼリー:3万包~(1万包~も相談可能) 打錠(粒):20kg~ トロミ・ペースト形状:70kg~ 粉末(顆粒):30kg~ ソフトカプセル:10万カプセル~ ハードカプセル:5万カプセル~ 糖衣粒:素錠30kg 糖衣30kg~ グミ:150kg~ ドリンク瓶:20~100cc 5000本~、720ml 3000本~ ※上記は本製造の最小ロット(試作は小ロット対応可) |
| 備考 | |
| URL | https://www.pawafuru.co.jp/ |
備前化成株式会社

| 住所 | 岡山県赤磐市徳富363 |
| 設立年 | 1971年12月24日 |
| 資本金 | 5000万円 |
| 売上 | 92億円(2023年6月実績) |
| 製造条件・費用 | – |
| 備考 | 健康食品GMP、ISO9001、FSSC22000、EU-HACCP、FDA原薬GMP取得 |
| URL | https://www.bizen-c.co.jp/ |
天真堂

| 住所 | 東京都江東区木場2丁目17番13号 第二亀井ビル4F |
| 設立年 | 1986年12月2日 |
| 資本金 | 8800万円 |
| 売上 | – |
| 製造条件・費用 | 最低ロット:1000個~を想定 |
| 備考 | |
| URL | https://www.tenshindo.ne.jp/ |
NISSHA株式会社

| 住所 | 京都市中京区壬生花井町3 |
| 設立年 | 1946年12月28日(1929年10月6日創業) |
| 資本金 | 121億1979万円 |
| 売上 | 1677億円(2023年12月期) |
| 製造条件・費用 | |
| 備考 | – |
| URL | https://connect.nissha.com/otf-oem/ |
岩瀬コスファ株式会社

| 住所 | 東京都千代田区丸の内2丁目2番1号 岸本ビルヂング1階 |
| 設立年 | 1948年7月29日(1931年9月15日創業) |
| 資本金 | 1億円 |
| 売上 | 341億9600万円(2023年12月期) |
| 製造条件・費用 | – |
| 備考 | |
| URL | https://www.cosfa.co.jp/ |
協和薬品株式会社

| 住所 | 〒939-8152 富山県富山市経力163番地 |
| 設立年 | 1978年12月16日 |
| 資本金 | 9980万円 |
| 売上 | – |
| 製造条件・費用 | 既存バルクを使用の場合は目安として300個〜。 最小ロット50kgで約1400個を製造した場合、約100~150万円が目安。 |
| 備考 | |
| URL | https://kyowa-yakuhin.co.jp/ |
REDAS株式会社

| 住所 | 東京都港区赤坂3-9-1 紀陽ビル2F |
| 設立年 | 2005年8月30日 |
| 資本金 | 4000万円 |
| 売上 | – |
| 製造条件・費用 | <プロテイン> 共同開発ブランド:10袋~ パッケージ替え:50袋~ フルオーダー:500袋~<サプリメント> ラベル巻き替えOEM:50袋~ オリジナル配合OEM:50袋~ |
| 備考 | |
| URL | https://redas.co.jp/ |
株式会社SUNAO製薬

| 住所 | 宮崎県宮崎市川原町6番21号 |
| 設立年 | 2011年1月11日 |
| 資本金 | 100万円 |
| 売上 | – |
| 製造条件・費用 | <最低ロット目安> ハードカプセル:5万粒~ ソフトカプセル:5万粒~ 打錠:30kg~ 顆粒(青汁等):60kg~ ドリンク:1000本~ ゼリー:3万包~ 健康茶:1万包~ ペースト(酵素等):50kg~ 粉末(プロテイン):100㎏~ |
| 備考 | |
| URL | https://sunao-seiyaku.com/ |
三幸グローバル
| 住所 | 奈良県橿原市今井町4丁目9番4号 |
| 設立年 | 1973年11月21日 |
| 資本金 | 1000万円 |
| 売上 | – |
| 製造条件・費用 | 青汁:100個〜 レトルト食品:1000個〜 |
| 備考 | |
| URL | https://www.sankoglobal.net/ |
王子食品株式会社
| 住所 | 京都府京都市右京区西京極堤町39番地 |
| 設立年 | 1969年2月14日 |
| 資本金 | 1550万円 |
| 売上 | |
| 製造条件・費用 | 健康食品の共有バルクは100製品~ |
| 備考 | ISO22000認証取得 |
| URL | https://ojifood.co.jp/ |
フェイスラボ株式会社
| 住所 | 静岡県袋井市久能1934-2 |
| 設立年 | 1995年 |
| 資本金 | 4000万円 |
| 売上 | – |
| 製造条件・費用 | – |
| 備考 | ISO22716(化粧品GMP)、健康食品GMP取得 |
| URL | https://www.facelabo.co.jp/ |
株式会社黒金ファインズ
| 住所 | 愛知県名古屋市中区錦1-5-28 |
| 設立年 | 1996年5月 |
| 資本金 | 1000万円 |
| 売上 | – |
| 製造条件・費用 | <最低ロット目安> 打錠品:5万粒~ ソフトカプセル:5万粒~ ハードカプセル:5万粒~ 顆粒:6万包~ ゼリー:3万包~ ドリンク:1万本~ |
| 備考 | |
| URL | https://www.kuroganefines.co.jp/ |
占部大観堂製薬
| 住所 | 福岡県直方市大字知古1761-74 |
| 設立年 | 1957年10月(1790年創業) |
| 資本金 | 2900万円 |
| 売上 | 7億円(2022年3月実績) |
| 製造条件・費用 | |
| 備考 | |
| URL | https://corporate.urabe-taikando.co.jp/ |
株式会社アストリム
| 住所 | 岐阜県瑞浪市山田町小洞2006番地 |
| 設立年 | 1994年10月3日 |
| 資本金 | 3000万円 |
| 売上 | – |
| 製造条件・費用 | |
| 備考 | 健康食品GMP認定 |
| URL | https://www.astrim.co.jp/ |
機能性表示食品のOEM会社の選び方
| 選定ポイント | 内容 | チェックの目安 |
| ①届出実績・サポート体制 | 消費者庁への機能性表示届出は専門知識が必要。経験豊富なメーカーなら書類作成や根拠データ整理を代行してくれる。 | 届出実績件数、採択率、サポート範囲(届出代行・分析・法務確認など)を確認 |
| ②科学的根拠(エビデンス)対応力 | 届出には「最終製品または機能性関与成分」の科学的根拠が必須。文献調査・SR(システマティックレビュー)対応が可能かが重要。 | 自社でSR作成・論文評価ができる専門スタッフの有無 |
| ③GMP・ISOなどの品質管理体制 | 原料の安全性や製造の一貫管理が必要。衛生管理やトレーサビリティが整っている会社を選ぶ。 | GMP認証・ISO22000・HACCPなどの認証取得状況 |
| ④小ロット対応・試作の柔軟性 | 新ブランドや初回生産では少量テストが不可欠。柔軟なロット設定・試作対応がある会社が理想。 | 初回ロット数・最小発注数量・試作回数の可否 |
| ⑤表現・広告の法令サポート | 薬機法・景品表示法の知識があり、パッケージ表現や広告文の確認を行える会社は安心。 | 表現審査・監修実績・専門コンサル連携の有無 |
| ⑥原料・処方開発の提案力 | 研究・開発部門があり、流行成分や差別化素材を提案してくれるOEMなら競争力が高まる。 | 独自素材の保有・共同開発実績・原料調達ルートの有無 |
機能性表示食品のOEM会社を選ぶ際は、まず届出実績とサポート体制を重視しましょう。
消費者庁への届出は専門的で、文献調査やSR(システマティックレビュー)作成が必要になるため、経験の浅い業者では途中で行き詰まることもあります。
また、GMP・ISOなど品質管理体制の整備は信頼性の証。特に原料のトレーサビリティやロット管理が明確な会社を選ぶことが大切です。
さらに、薬機法・景品表示法対応のサポート体制も必須です。商品パッケージや広告表現での違反リスクを未然に防げます。
最後に、小ロット対応や試作への柔軟性があるかも重要。初期段階でテスト販売を行い、反応を見ながら改良できるOEMパートナーが理想です。
機能性表示食品のOEMを行うときの注意点
①時間がかかる
機能性表示食品は、商品の設計・開発・製造以外に、消費者庁への届出から受理に至る期間が必要で時間がかかります。
機能性表示食品の届出は簡単な内容とは言えず、差し戻されることもあります。販売までのスケジュールは時間に余裕をもって計画を立てたほうがいいでしょう。
また、自社に知識がない場合は、サポートしてくれる会社を見つけたほうが安心です。
②ヘルスクレームを慎重に考える
どんなヘルスクレーム(機能性の表示)の商品にするのか、ターゲットや市場を考えながら慎重に決めましょう。
基本的にヘルスクレーム内の効果を訴求して販売することになります。医薬品的効能効果を表示すると薬機法違反です。
売り方もイメージしながら考えてみて下さい。
まとめ
機能性表示食品の市場は今やかなり大きな市場に成長し、健康食品市場の大部分を占めるようになりました。
一般健康食品と違って効能効果を表現できるため、消費者にわかりやすく訴求して売ることができます。
機能性表示食品の開発にあたって信頼できるOEMのパートナーを見つけて下さい。


コメント